教育随想(授業づくり・集団づくり・児童理解)

実践、反省、さらに実践・・・

子供たちを相手にして、悩んだり迷ったりしている先生に読んでいただきたいと思っています。
迷うことが、悩むことが先生の良心であり、最も大切な能力ではないのでしょうか。
 わかったことよりわからないこと、できたことよりできなかったことに 心を向けていく先生は 素敵だと思います。

2024年1月のブログ記事

  • 教育随想 1081回 つぶやきは、自発的な学びの芽 独り学習

    だれでも子どもたちの生き生きした活発な行動を望みます。 それにもかかわらず、事前に計画した指導者の思いを押し付けます。 「子どもたちのために」という理由をつけて実践します。 その前に 必要な考えがあります。 それは「子どもたちのために」てはなく「子どもたちにとって」という立場です。 指導者がこれで... 続きをみる

  • 教育随想 1080回 過程とばしで、子どもの学ぶエネルギーを増幅

    かりやすい授業・親切な授業 どの子にも一定の理解を求める授業です。 落ちこぼれのないように、スモールステップ式の学習を設定します。 あるいは、学習内容の難易度を下げて学習させることもあります。 子どもたちがつまずかないように、悩まないように簡単にします。 もちろん結構なことです。 大切なことです。... 続きをみる

  • 教育随想 1079回  親を 子どもの成長に 引き入れる

    子どももいろいろ、親もいろいろ。 そのいろいろな子どもや親に対応していく職業であることを自覚。 親と言い合っても意味がありません。 親と物議を醸し出さないようにします。 親を説き伏せても何の意味がありません。 その結果は、子どもに跳ね返ってくるからです。 親と先生の間で、困惑するのは子どもたちです... 続きをみる

  • 教育随想 1078回  学校は組織 商店街のアーケード

    職員ほど上司、同僚の悪口をたえず口にする世界はないかもしれません。(ストレス発散も必要) 職員室の隅、校内の教室、学習園等でひそひそ話が聞こえてきます。 かつて、神戸市で大きないじめがあったが驚かない。 これは厳しい見方ですが、先生という人種は「井戸の中の蛙」的なところがあります(一部だけど) 先... 続きをみる

  • 教育随想 1077回 ゆとりをもって指導を半分にしてみる

    子どもをゆとりをもって、じっと見つめてみる。 子どもをゆとりをもって見守ることは難しいです。 目の前の子どもの事実に焦りうろたえることがあります。 そして、感情的にとらえてしまいがちです。 いつも冷静にはなれない。 しかし、自分の言動を振り返ることができたらいいと思っています。 自分さえも揺れ動く... 続きをみる

  • 教育随想 1076回 子供との楽しみ 目玉授業 顔の演出

    先生が子供と接することに楽しみを感ずる。 先生が目覚めと同時に、今日一日の内容を頭に浮かべてみる。 時間割の内容を子供たちの立場になって追っていく。 今日の目玉授業は何か。 子供たちがおもしろいと感じで乗り出してくる授業は何時間目か。 逆に、今日一日の学級生活の目玉は何にするか。 昨日、あの子の表... 続きをみる

  • 教育随想 1075回  集団に寄与できる自分

    前回は 「集団によって支えられている自分を知る」ことを中心にお話ししました。 今回は 「集団に寄与できる自分に誇りを抱く。」ことについてです。 これは、子供たちが自分の所属している集団に誇りを持っているかどうかです。 ただし、自分の一人の力がチームが勝つことに役立っていることを自覚できるときです。... 続きをみる

  • 教育随想 1074回 集団は個人を育てる

    個人か集団か、どちらに重点を置くべきか。 個人の力は集団を変える。 集団の力は個人を変える。 集団学習、小集団学習は昔から言われ続けてきました。。 これは、決して集団に重きをおいているわけではありません。 目的は個人の能力、人格の変容です。 そのために集団によって個人が変容されるのです。 私たち大... 続きをみる

  • 教育随想1073回 良い子を基準にして 他の子も同じにする

    教育は「いい子」を目指している。 いい子以外はすべて悪い子になる. 先生や保護者にとって、いや大人にとって「都合の良い子」「扱いやすい子」を求めている。 「あの子は宿題をいつもがんばっているのよ」 「指示したことをきちんとやる子だ」 「何の問題も起こすことがない子すな」 先生の言葉を聞いていると、... 続きをみる

  • 教育随想1072回 学級文化の創造 楽しみ その実践

    学習以外の場において 月一回のお楽しみ会。 お互いの交流と文化の創造の時間である。 一つの企画、テーマを決めて、班ごとに出し物を考える。 出演は全員である。 月一回のお楽しみ会は楽しいものである。 お楽しみ会は学級文化の創造である。 子供たちが先生の指導から離れて、自力でつくる楽しさを味わえる。 ... 続きをみる

  • 教育随想1071回 子供の学び、生活を子供に委ねる実践

    学習目的を明確にして、学習方法を考えさせる。 普段から学習に分節を取り入れる。(学習形態の変化) 一気に終わりまで同じ形態で学習を進めることのないようにする。 学習の途中で、学習方法をこちらから提示して選択させる。 独りにもどって時間をかけて考える。 独りの意見を班ですり合わせてみる。 二人で雑談... 続きをみる

  • 教育随想 1070回 子供と通じ合うための実践 よもやま話

    子供ととりとめない会話をする。。 私には、ついていけない話題が多い。 話がエスカレートすることもあるが理解できないもものある。 年の差を感じることもある。 子供を仲間として、その雑談のなかに入る。 いや、入れてもらうというほうがいいだろう。(お邪魔しますよ) いわゆる子供との世間話。 「先生がいな... 続きをみる

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  • 教育随想 1069回 子供と通じ合うための実践 学校行事を語り合う

    済んだ学校行事の反省、これからの学校行事の抱負について語り合います。 その意義は 学校行事が子供たちの意識から離れて、教師集団だけの行動にならないようにします。 そのために、普段から子供たちと意見交換をします。 行事で楽しかったところ、次回は、こうしてみたらという提案も聞きます。 全校集会 それぞ... 続きをみる