教育随想(授業づくり・集団づくり・児童理解)

実践、反省、さらに実践・・・

子供たちを相手にして、悩んだり迷ったりしている先生に読んでいただきたいと思っています。
迷うことが、悩むことが先生の良心であり、最も大切な能力ではないのでしょうか。
 わかったことよりわからないこと、できたことよりできなかったことに 心を向けていく先生は 素敵だと思います。

教育随想1071回 子供の学び、生活を子供に委ねる実践

学習目的を明確にして、学習方法を考えさせる。


普段から学習に分節を取り入れる。(学習形態の変化)
一気に終わりまで同じ形態で学習を進めることのないようにする。


学習の途中で、学習方法をこちらから提示して選択させる。
独りにもどって時間をかけて考える。
独りの意見を班ですり合わせてみる。
二人で雑談して意見交換をする。
全体でいろいろな考えを聞いてみる。
全体で考えをぶつけあってみる。


子供たちに学び方を考えさせる。
どのような学び方をしたらよくわかるか、楽しいか。
そのようなことを身につけるてくると
「少し班で考えさせてください」
「先生、学習を少し止めて独りで考えてみませんか。」
子供たちは、どのようにしたら自分が学びやすくなるかを考えて提案。


各グルーブに特異性を奨励する。
給食当番や清掃当番において、自分たちのやり方を考えて実行する。
作業の能率化をめざして、自分たちで独自の方法を考える。
清掃は班独自の方法を考えて実行する。
それがよかったら、他の班に提案をする。
そのことによって、お互いの当番活動が活性化する。


班による日常生活の過ごし方について、独自の考えをもつ
朝と帰りの会での班での話し合いや活動を工夫する。
一日の反省や明日への希望、めあてなどを考える。
そのようなことをしないで明日の連絡、確認だけで終わる班もあってよしとする。
先生が強制するのではなく、主体的な動きを保障する。


学習面においては
宿題の点検 忘れ物点検。
これは提出物を班で集めて点検してから提出する。
決して子供同士の監視の場にしないこと。
支えることが目的である。


点検してお互いにサポートできるものがあれば実行する。
月一回、学級で「ノート鑑賞会」の実施。
各班でノートの使い方について工夫したことを発表する会である。
ノート鑑賞会は実に効果的であった。
ノートの取り方の上手な子の形式を真似する子。
友だちのノートを参考にして自分で発展させる子。
先生がノート指導するよりも効果的である。
子供の変容は子供によるものが大きい。

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