教育随想(授業づくり・集団づくり・児童理解)

実践、反省、さらに実践・・・

子供たちを相手にして、悩んだり迷ったりしている先生に読んでいただきたいと思っています。
迷うことが、悩むことが先生の良心であり、最も大切な能力ではないのでしょうか。
 わかったことよりわからないこと、できたことよりできなかったことに 心を向けていく先生は 素敵だと思います。

教育随想 1069回 子供と通じ合うための実践 学校行事を語り合う

済んだ学校行事の反省、これからの学校行事の抱負について語り合います。
その意義は
学校行事が子供たちの意識から離れて、教師集団だけの行動にならないようにします
そのために、普段から子供たちと意見交換をします。
行事で楽しかったところ、次回は、こうしてみたらという提案も聞きます。


全校集会
それぞれの学年に応じて、関心を持つ内容が違います。
低学年では、自分中心の行事を考えます。
高学年では、自分がまとめるという立場も考慮に入れて考えます。


避難訓練
避難する時の警告放送、避難経路について子供なりに不思議に思っていることがあります。
事前に訓練が知らされているのはおかしいのではないかという子供の声。
休憩時に居る場所が違う時、警告放送がなったときどうすればよいのかという声。
避難訓練は、いつも先生がいるが、災害が起きた時先生がそばにないのに、訓練は、先生が先頭に立っていていいのかという疑問の声。


研究会や研究授業
授業後、先生は反省会を開きますが、子供たちの反省会はありません。
研究会は、子供たちが身につけてきたことの発表会です。
当然、事後の反省が必要になります。
その内容は
今日の学習の様子と深まり
みんなの参加の程度
研究会の先生の態度、様子
子供たちは、おもしろい意見を言ってくれます。
先生として、授業の進め方についての感想も出してきます。


学校行事は、子供たちのものです。
子供と行事をダイレクトにつなげていくことが大切です。
行事は教師サイドのものではなく、子供サイドのものです。
子供あっての学校行事です。

学校行事の実施が、子供たちを先生の都合で鋳型にはめています。
子供たちの発想は、先生の固定観念とは違って面白いです。
あっというような指摘と提案をします。
先生と子供が共に創り上げる行事でありたいですね。

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