教育随想(授業づくり・集団づくり・児童理解)

実践、反省、さらに実践・・・

子供たちを相手にして、悩んだり迷ったりしている先生に読んでいただきたいと思っています。
迷うことが、悩むことが先生の良心であり、最も大切な能力ではないのでしょうか。
 わかったことよりわからないこと、できたことよりできなかったことに 心を向けていく先生は 素敵だと思います。

教育随想1072回 学級文化の創造 楽しみ その実践

学習以外の場において
月一回のお楽しみ会。
お互いの交流と文化の創造の時間である。
一つの企画、テーマを決めて、班ごとに出し物を考える。
出演は全員である。
月一回のお楽しみ会は楽しいものである。


お楽しみ会は学級文化の創造である。
子供たちが先生の指導から離れて、自力でつくる楽しさを味わえる。
まずテーマを決定。
テーマにそった班の出し物を決定。
班で構想をたてて練習。
そして、全体で発表。
これらの過程が学習そのものである。


学級が結束してくる。
例「笑い」というテーマをあげたら、漫才、落語、コントのいずれかを発表する。
例「歌に合わせておどろう」 
例「未来の世界」今の社会がどのように変化しているかを考えて劇にする。
例 自分の好きな楽器、習っている楽器を持ち寄っての演奏発表。
例 自分の特技をみんなに発表。
時には、こういうテーマもあった。
例 大人への不満を劇やコントにして発表(喜劇)


このようなことを通して、子供たちはお互いを深く理解しあう。
友達の学習場面とは違う能力を目の当たりにすることになる。
友だちを多面的に捉えることができる。
勉強で序列をつくりやすい学校において大切な機会になる。


その力が授業、学習の場面で生きてはたらくからおもしろい。
友だちを認め合えるようになる。
学習場面でお互いの考えに、耳をかたむけようとする姿勢がでてくる。


先生は、もっと自分らりの発想をだして実践することです。
ます゜、やってみることです。
教育実践に失敗はありません。
教育の場は、実践するにはあまりにも広い世界です。

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