教育随想(授業づくり・集団づくり・児童理解)

実践、反省、さらに実践・・・

子供たちを相手にして、悩んだり迷ったりしている先生に読んでいただきたいと思っています。
迷うことが、悩むことが先生の良心であり、最も大切な能力ではないのでしょうか。
 わかったことよりわからないこと、できたことよりできなかったことに 心を向けていく先生は 素敵だと思います。

教育随想 932回 教科書の目次を生かして 学習意欲を膨らませる

一年間、これから勉強する内容を概観できるようにします。
そこには、期待感が生まれます。
そして、子どもたちの好き嫌いを先生は把握することができます。
これは、どの教科でも実施します。


国語を例にとります。
「今日の勉強は、ぱらぱら勉強です」(ページをぱらぱらめくるから)
  …子供たちは不思議がります・・・
「目次のところを開けなさい。みんなが一年間で学習する内容です」


子どもたちに目次に目を通すように指示。
目次を見て、おもしろそうだなと思うものに〇をつけさせる。
〇をつけたところは教科書をめくってどのような勉強かを確かめさせる。


それが終わると、〇をつけたところを発表する。
その理由も付け加える。
友達の意見を聞いて自分もページを開いて確かめる。


この方法は、算数・理科・社会科、その他家庭科においても実施します。
一年間の学習内容を見通すことが大切です。
さらに、子どもたちの関心がどの単元に集中しているかを確認します。


子どもの関心が薄かった単元については、先生が楽しみになるような話題を提供します。
内容にっいての簡単なガイダンスをします。


次に、教科書の読み方を理解させます。
絵のマークを使って、学習者に指示をだしています。
書きましょう 読みましょう 言葉の学習をしましょう 覚えておきましょうなど。


目次は一年間の学習を見渡し、興味関心を呼び起こすためのものです。
学習内容を知らせる看板です。
子どもの学習意欲は、どこからでも指導することができるのです。

×

非ログインユーザーとして返信する