教育随想(授業づくり・集団づくり・児童理解)

実践、反省、さらに実践・・・

子供たちを相手にして、悩んだり迷ったりしている先生に読んでいただきたいと思っています。
迷うことが、悩むことが先生の良心であり、最も大切な能力ではないのでしょうか。
 わかったことよりわからないこと、できたことよりできなかったことに 心を向けていく先生は 素敵だと思います。

教育随想 928回 子どものどんな情報を集めたらよいか 事実からのスタート

指導にあたって、できるだけ多くの情報を集めます。
事前に集めておく情報は
〇病歴、けが、アレルギ―体質の有無
〇昨年までの健康診断表を閲覧。
〇指導要録の閲覧・・・子どもと出会って一週間を経過してから。
➡まずは、先生の子どもに対する印象を大切にする。
〇昨年度までの学習成績の把握・・・教科の得意不得意 偏り等を調べる。
〇前担任からの引継ぎ事項。
〇欠席日数とその理由。(腹痛か頭痛か)
次に子どもたちにアンケート
〇今年こそ頑張りたいこと 今年も頑張りたいこと
〇好きな教科と嫌いな教科・・・最初と学期末の調査
〇先生へのお願い。
〇習い事、学習塾も含めて把握する。
〇習い事は、何曜日か、時間も含めて把握する。


実際の子どもたちを日々観察する。
必ず全員と触れ合える場をつくる。
〇一番たやすいのは、朝一番の出席時の呼名。
 子どもの返事の声から、その日の気分を把握する。
返事をしたときに、子どもと視線を合わしてコミュニケーションをとる。
 子どもによっては、昨日とは違うということがある。


〇給食の時の食べる速さ。残菜の有無。好き嫌いの把握。
〇清掃時の体の動き。とりかかり、速さ、後始末。
〇学習時、筆箱の点検。
〇椅子に座っている時の姿勢・・・猫背、足の着き方
〇服装の色 過ぎない色を把握する。
まだまだ先生によっては、ふだんから実施されていることがあると思います。
それだけに頼ることなく、子どもを見守る角度、視点を変えてみます。
子どもへの指導は、事実をもとにして始めていきます。
4月は情報を集めて、大型連休の時に整理します。

×

非ログインユーザーとして返信する