教育随想(授業づくり・集団づくり・児童理解)

実践、反省、さらに実践・・・

子供たちを相手にして、悩んだり迷ったりしている先生に読んでいただきたいと思っています。
迷うことが、悩むことが先生の良心であり、最も大切な能力ではないのでしょうか。
 わかったことよりわからないこと、できたことよりできなかったことに 心を向けていく先生は 素敵だと思います。

教育随想907回 3年国語「モチモチの木」学習指導最後の読み

指導目標
「豆太は見た」の後半部分を読み、モチモチの木に灯がついたところを見た
 豆太の気持を読みとる。


指導にあたって
 ○「おう、おうーー」から、医者から見た豆太の様子と思いを読みとる。
 ○「もう一つふしぎなものを見た」から、豆太の気持を読みとる。
   ふしぎなものは二つある。
   「月が出てるのに、雪がふり始めた」
   「モチモチの木に、灯がついている」


指導展開
「おう、おうーー」から、医者から見た豆太の様子と思いを読みとる。


① 医者様が豆太を迎えたとき、豆太はどんな様子だったのか。
・夜道を走ってきた
・足から血がでている。
・寒くてふるえている。
・ないている。


医者様が走って山を下ってきた豆太に声をかけました
医者様はどのような声をかけたのでしょうか。
①「--」の部分に入る言葉を考えよう。
 ・ノートに書く。
 ・発表して話し合いをする。
② そんな豆太を見た医者様の言葉を考える。
・こわかっただろうね。
・あっ、足がいたかったね
・よくここまで、一人できたね。
・ふるえているじゃないか。
・もう、なかなくていいのだよ。


モチモチの木に灯がついたところを見た豆太の気持を読みとる。
① 「もう一つふしぎなものを見た」とあるが、ふしぎなものは二つあった
ということですね。その二つとは何ですか。
・月が出てるのに、雪がふり始めたこと
・モチモチの木に灯がついていること。


最後の場面も学習する。
この場面は、子どもたちの読みの評価であって指導するものではない。
それぞれの子どもたちが、豆太をどのように評価するかがポイントてである。
豆太を勇気ある子ども、あるいは、やはりおくびょうな子どものどちらの評価をとるか。
さらに、ここで自分の体験のなかから、自分自身を見直す視点が生まれたらいいだろう。
「・・・でも、・・・けりゃ」という文型にあてはめて、自分を見直してみるとおもしろいだろう。

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