教育随想(授業づくり・集団づくり・児童理解)

実践、反省、さらに実践・・・

子供たちを相手にして、悩んだり迷ったりしている先生に読んでいただきたいと思っています。
迷うことが、悩むことが先生の良心であり、最も大切な能力ではないのでしょうか。
 わかったことよりわからないこと、できたことよりできなかったことに 心を向けていく先生は 素敵だと思います。

教育随想 889回 4年 国語「ウナギのなぞを追って」学習指導の実際 第6時

1.ねらい
   12から13段落を読んで、調査、発見、さらなる課題を読みとる。
2.指導にあたって
 ○子どもたちに、そのキーワードを問題として与えて内容を読みとらせる。
3.指導展開
 めあて ついにそのしゅんかんがやってきた時のことを読みとろう。
      課題は三つです。
      発問が三つということです。
      一時間授業のを構成するとき、どの教科においても3つの発問構成にします。
      もちろん、原則としてです。


① 12段落から最後まで音読する。
中心課題1
「ついにそのしゅんかんがやって来ました」とあるが、「そのしゅんかん」とはどんなしゅんかんか。5つ以上見つけなさい
②問題をノートに書いて、読みとったことをノートに書きだす。
③班で話し合いをする。
 ・自分の考えを発表する。  ・それから話し合いを始める。  ・班で答えをまとめる。
※本当は6つある。
独りで読み取る時間、5分以上を与える。
沈黙厳守➡何でもないことですが、多くの授業において守られていません。
       もちろん、子どもによってつぶやきながら考える場合もあります。
       しかし、考えることは、内言語が活動するときです。
       頭の中を静かに言葉があふれていく、流れていくことが必要だと考えます。
④全体でまとめる。板書
課題2
「知りたいことはまだまだふえるばかり」とあるが、何を知りたいのか。
①13段落を全員で読んでから全体で見つける。
課題3
あなたの知りたいことは何か。2つ考えなさい。
① ノートに書く。 ②班で発表する  ③班から全体へ発表する。
※読者として説明文を読みとった上で、自分の問いかけが湧き出ることが大切です。。
これを自分を読むといいます。
※班活動を取り入れたのは、すぐに思いつかない子どもたちのために、友達の考えを
参考にさせるためです。
友達の意見をヒントにして、きっかけにして自分の考えをつくるのがねらいです。
最後に、単に感想をま止めるのではなく筆者の情熱に対する子どもたちの感想を書かせます。
筆者に伝えたいことをノートにまとめる。
筆者に対面したつもりになって書かせます。

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