教育随想(授業づくり・集団づくり・児童理解)

実践、反省、さらに実践・・・

子供たちを相手にして、悩んだり迷ったりしている先生に読んでいただきたいと思っています。
迷うことが、悩むことが先生の良心であり、最も大切な能力ではないのでしょうか。
 わかったことよりわからないこと、できたことよりできなかったことに 心を向けていく先生は 素敵だと思います。

教育随想 884回 4年国語「ウナギのなぞを追って」学習指導の実際 第1時

.ねらい
  ○読み深めるための準備学習をする。
    作品の概要をつかむ。(どんな話、筆者について)
    行番号・段落番号・
      ○語句の意味調べをする。・・・辞書を使って
2.指導にあたって
  ○説明文の準備学習を定着させる。
  ○語句の意味については、予想してから使わせる。
     中心課題・・・意味を予想してから辞書をひく習慣を身につけさせる。
     ※今までも指導しているだろうが、ここで、多くの子どもに徹底させる。
       辞書なしで、だいたいの意味を予想できることが読書の技能。
3.指導展開
 とらえる・・・文章を読むための準備をしよう。(ねらい)
① 説明文の全文を読む。(指名読み)
作品を子どもたちが学ぶ最初の段階です。
どの子が読んでもいいのではありません。
できる限り音読の上手な子を指名します。
つまずきながら読んだのでは、作品のイメージを損なうことになります。
さらに、音読している子どもが、学級における子どもたちの音読の技能
目標になります。
さらに、音読以外の子供の口がともに動いていることです。
口パクの勧めてす。
受け身的な友だちの音読を耳にするのではなく、自分も合わせて読ませます。
そうすることで、読み方、間合いなどを学ぶことができます。
② 漢字の読みを確認
 漢字の読みは、予想できる力をつけることです。
 今まで習った漢字の知識からなんとなく読めるようにします。
③ 段落番号、行番号(5行ずつ)をうたせます。
④ 言葉 の意味を理解する。
  意味のわからない言葉に線を引く。
➡わからない言葉を黒板に書く。



① わからない言葉は辞書を使わずにその意味を解明する。
押さえておきたい言葉
ぐんじょう色  船体  実は  はるばる  レプトセファルス  さかのぼる
年輪  たどり着ける  海山  体長  照らし合わせる   新月   昼下がり
ほぼ   追い求める  つき止める
  ※辞書をひかないとわからない言葉のみをノートに書いて辞書で調べる。
  ※言葉は、文章を読み取る時にどうしても、その言葉がわからない時に
   辞書を引くことが大切である。
   したがって、場面ごとに読み取る時に言葉を問題にする。
   言葉をとりまく条件のなかで意味を考えるほうがわかりやすい。


作品の概要をつかむ。
① 「ウナギのなぞを追って」の題名から頭に浮かぶことを出し合う。
・最初は、ウナギのことを共通話題にする。
  ➡食べたことは 好きな人は など子どもたちの日常体験を交流させる。
雰囲気がほぐれてくると
 「ウナギのなぞ」の「なぞ」ってどんなことなのか。
 どんなことがなぞなのかという自問自答させる。


・筆者はどんな人なのかを知る。
・場所はどこなのか➡地図を見て 写真を見て 想像する。

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