教育随想(授業づくり・集団づくり・児童理解)

実践、反省、さらに実践・・・

子供たちを相手にして、悩んだり迷ったりしている先生に読んでいただきたいと思っています。
迷うことが、悩むことが先生の良心であり、最も大切な能力ではないのでしょうか。
 わかったことよりわからないこと、できたことよりできなかったことに 心を向けていく先生は 素敵だと思います。

教育随想 301回 4月の教室づくり その4 健康的で明るい教室づくり

二つの視点で準備します。
「視覚に受ける印象」「心的に受ける印象」です。


視覚に受ける印象
今までもお話しましたが、採光、照明器具 反射板 蛍光管柱、壁の汚れです。
さらに、窓ガラスです。これがなかなか難しいです。
どうしても完璧にはなりませんし、雨が降った翌日は、せっかくふいたのにと思います。
それでもできる範囲でするしかありませんでした。


掲示物の色調研究
苦手でしたね。他の先生の教室に出入りして学ばせていただきました。
掲示物の色合いをとても上手になさつっている先生がいますね。その先生の教室を覗かせてもらうようにしました。



心的に影響を受ける印象
教室内の整理整頓
実際に生活が始まると、子どもたちは整理したものをそのままにして下校します。しかし、私は、放課後、子どもたちがいなくなった教室に入ります。椅子や机を元通りにしておきます。
子どもたちが使ったものを整理整頓します。
明日の朝、また、子どもたちがすっきりした気持ちで入室できますようにと願います。


植物栽培
教室に植物があるのは、心を落ち着かせます。
好きな子供が水やりしていいかと尋ねます。
私は、「ありがとう、その前に私が水やりをする様子を見ていてね。やり方がわかったら、すぐにあなたに任せます。」
命を預かる飼育や栽培の世話を、子どもたちにすぐにはさせないようにします。
できれば一週間は先生のすることを観察するように伝えます。
これで、その子とのつながりができます。
生き物係をつくって義務的な世話をさせないようにします。
関心のある子、世話をするのが好きな子どもにさせます。その姿を他の子どもたちが見守っています。「どうしてあんなに熱心に世話をするのかな」という疑問が生まれてきたらしめしめですね。


植物でしてはいけないことは、教室に枯れたままの植物を置かないことです。
そして、弱ってきた花をいつ片づけるのかを子どもたちに考えさせます。
死が近くなった生き物をどうするかということでもあります。


小動物の飼育もおもしろいです。
鳥、ハムスター、熱帯魚、金魚などを飼育しことがありますが、命を守ることの難しさを子どもたちは体験します。
一方では、小動物が子どもたちを癒している姿はほほえましいです。


他にまだあると思いますが、先生方の趣味、得意分野で実践なさったらどうでしようか。


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