教育随想299回 4月の教室づくり その2 先生の小さな気配り
細かいことですが、とても大切だと思っています。
時計の時刻調整
時計を前にかけるか側面にかけるか悩むところですね。
私は、最初は側面でしたが、何ヶ月か経過したとき、子どもたちに時間の管理をさせたいと思う時は前面に持ってきます。
時計が前にあったら子どもたちがちらちら見るので集中できないのではという意見もありましたが、それでよしと思いました。
私の授業がおもしろくない時は、せめて時計を見て「あと何分」と期待を持たせるほうがいいと思いました。
研修会の時も同じですね。講師のお話が退屈ですと、時計ばかりを見て「あともう少しだからがまんがまん」と思うことがありますね。あれと同じです。
時計の時刻調整はチャイムにきっちりとあわせます。
チヤイムを時計にあせわたらいいのですが、どうしても誤差がでてきます。だから時計をチャイムにあわせます。時刻がきたら同時にチャイムがなるようにします。
子どもたちは授業開始のチャイムは「えっ、もう時間なの」と思いますが、終わりのチャイムは、待ちわびるチャイムなのです。終了時刻とチャイムが同時になるとうれしいものです。
私の授業のつまらなさを時計が補ってくれるのです。
照明の問題です。
蛍光灯をはずしてふきます。
蛍光灯も暗ければ、両端が黒ずんでいるので交換します。
照明は子どもの学習にとってとても大切なのはいうまでもありません。
次にテレビ台とテレビそのものです。
周りをていねいにふきます。
テレビ画面もすっきりさせます。
そうそう、先生の教卓の引き出しも整理します。
私は整理するのが苦手だったので苦労しましたが、それでもがんばって整理するようにしました。
子どもは先生の引き出しをあけないようにと言っておいても、こそっとあけています。そのときに乱雑であるのを見ると先生の言葉「きれいに掃除しなさい」という言葉は浸透しません。
時には、整理された私の机を見せるために
「●●くん、引き出しから定規を取ってもらえるかな」と依頼します。
引き出しを開けた彼は驚きます。
これが子どもたちのうわさになります。
拡散すればいいのです。
先生の行動が子どもを育てるのです。良くも悪くも・・