教育随想(授業づくり・集団づくり・児童理解)

実践、反省、さらに実践・・・

子供たちを相手にして、悩んだり迷ったりしている先生に読んでいただきたいと思っています。
迷うことが、悩むことが先生の良心であり、最も大切な能力ではないのでしょうか。
 わかったことよりわからないこと、できたことよりできなかったことに 心を向けていく先生は 素敵だと思います。

教育随想1006回 新学期 子どもを失望させること

夏休みに限って、子どもたちは2学期の到来を新鮮な気持ちで待っています。
ところが登校してみて
先生の服装・顔・子どもたちに接する態度に1学期と全く同じものを感じたらどうでしょうか。
1学期のイメージが蘇ってきます。
それだけで、子どもたちの2学期の意欲はたちまちのうちに減退します。


そうなのです。
先生自身が夏休みのままなのです。
夏休みの気だるさを学校に連れてきているのです


先生は、すぐに職員室に戻ってきて衝かれたようにお茶を飲んでいます。(その気持ちはわかります)
「ああ、まだ暑いなあ。授業に力がはいらないなあ」と愚痴をこぼされている先生も見かけます。


服装は一学期のままです。
それが悪いとはいいません。
しかし、始業式から3日間は、装いで子どもの気持ちを新鮮にしてみませんか。
子どもは言いますよ。
「先生は、もう二学期の気合いが入っているぞ」
「先生の服装、一学期には見なかったなあ、いいなあ」
なんでもないことですが、先生の衣替えなのです。
そうすることで、先生も子どもたちも引き締まってくるものです。


10月ぐらいになってから「やっと夏休みの疲れがとれたなあ」と言われている先生がいました。
何度も言いますが、子どもにとって影響力があるのは先生です。
先生の言動は当然ながら、その姿、立ち振る舞いも何らかのメッセージを与えていますね。


すべてが実行可能ではありませんか゜、先生の意識として持っておくべきことだと考えます。
子どもは先生のすべてを鏡(良くも悪くも)として学校生活を送っています。

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