教育随想(授業づくり・集団づくり・児童理解)

実践、反省、さらに実践・・・

子供たちを相手にして、悩んだり迷ったりしている先生に読んでいただきたいと思っています。
迷うことが、悩むことが先生の良心であり、最も大切な能力ではないのでしょうか。
 わかったことよりわからないこと、できたことよりできなかったことに 心を向けていく先生は 素敵だと思います。

教育随想1005回 季節外れの 教室

二学期への期待を胸にして、颯爽と校門をくぐり教室へ。
眼前に展開する教室は
汚れ切ったガラス窓
一学期の展示品 掲示物
枯れた花の生けてある花瓶
汚れ切った水槽
ほこりだらけの机
ざらざらした感覚が伝わってくる床
なんとなく、くぐもったにおいが漂っている教室
・・・これが二学期を迎える教室だとしたら


旅にでて、着いた旅館の部屋がこれだったらどうでしょうか。


一学期とは違った新鮮味あふれる教室
「さあ、やろうぜ」先生の想いがあふれている教室
掲示物も夏から秋へ。
運動会や二学期の行事を示唆しているもの
窓ガラスもぴかぴか
照明用具もぴかぴか
花瓶には、早くも秋を思わせる花の美しさ
机上も机のなかもきっちりとふいてある
椅子、ロッカーも傷んでいるところは一つもない
先生がすっかり整備している
先生が二学期を待ち望んでいるのがよくわかる教室風景


教室でさえこうだから、きっと学習も新しいプランがあるぞ。
先生の気持ちが伝わってるなあという子どもたちの心の声。
これでスタートOK。


教室は先生の教育姿勢の表れ。
先生の分身。
子どもを育てるホームグランド。

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