教育随想(授業づくり・集団づくり・児童理解)

実践、反省、さらに実践・・・

子供たちを相手にして、悩んだり迷ったりしている先生に読んでいただきたいと思っています。
迷うことが、悩むことが先生の良心であり、最も大切な能力ではないのでしょうか。
 わかったことよりわからないこと、できたことよりできなかったことに 心を向けていく先生は 素敵だと思います。

教育随想 943回  7月までの実践 かけがえのない学級を生み出すたにめに

一学期は、学習や生活、そして、人間関係づくりにおける基礎をつくる時期です。
この期間をしつけと称して圧力をかけても、二学期になると学級や子どもたちは荒れてきます。
先生の一年間にかける努力の6割は、この一学期の実践にあります。
ちなみに、二学期は3割、三学期は1割です。


土を耕し、肥料を入れてかきまぜて熟成させます。
そして、うねを整えます。
そのうえに種を一粒ずつまきます。
水をやり発芽を待ちます。
やがて、暗い土のなかから重い土を持ち上げて地上に顔を出します。
これが子どもたちの発芽です。
ここまでが7月までにすることです。
二学期は、茎が伸び葉を繁らせていきます。
三学期は、それぞれの花を咲かせるときです。


これからお話することは、一学期の実践がとて大切であることを理解していただきたいのです。
私が実践のなかで到達した未完成なものです。
参考にしてください。
あくまで、隣りの教室の実践をながめる程度でいいです。
段階は、三つあります。
1の段階は、一人ひとりの子どもの心を捉える事
2の段階は、一人ひとりの子どもの心をひきつける事
3の段階は、一人ひとりの子どもの心を拓く事

これらのことを何回かに分けて詳しくお話します。

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