教育随想(授業づくり・集団づくり・児童理解)

実践、反省、さらに実践・・・

子供たちを相手にして、悩んだり迷ったりしている先生に読んでいただきたいと思っています。
迷うことが、悩むことが先生の良心であり、最も大切な能力ではないのでしょうか。
 わかったことよりわからないこと、できたことよりできなかったことに 心を向けていく先生は 素敵だと思います。

教育随想 737回 きつつきの商売 グライマックス 音の合唱

.指導目標
     とくべつメニューの雨の音に包まれて聞いている野ねずみの家族の
     気もちと様子を想像する。
.指導にあたって
 ○いろんな音を再現してみるのもおもしろい。
 ○子どもたちが楽器の演奏のように、擬音語を表現させる。
 ○これらの音を野ねずみたちがどのように感じているかは、最後の三行に集約されて
  いる。


とらえる
いよいよ特別メニューを聞きます。
野ねずみの家族は、「きらきらしたきれいな目をきつつきに向けました。」
いろんな音が聞こえてきました。
どんな音が聞こえてきましたか。
・・・・・・板書


★この場面も音をどのように声に出して表現するかを指導の中心にする。
これらの音をどのように読んだらいいでしょうか。
①独りで工夫して音読する。
②二人で考えて音読する。
③それぞれの考えを出し合いながら音読する


たしかめる
一つ一つの言葉を吟味する。
音のひびきや音から浮かんでくる情景を想像させる。
音だけを続けて音読すると雨の日の森の情景が浮かんでくる。


「さて、これらの音は、実際にどのようにでているのですか。
   今、読んだように順番にでているのだろうか。」
…・一度に、同時に出ているよ・・・ここが重要である
  音がずれながら 音の高低の違い、音の大小の違い リズムの違い
  共鳴している音 不協和している音 いろいろですね。
  この場面を音だけで群読してみると臨場感がでる。
  子どもたちは、のめりこむ。
☛それでは、音の合奏をしてみよう。
➡高い音、低い音を区別
➡音の間隔も考えられたらいいかな


◎野ねずみの家族は、どのような気持ちで聞いてるのだろうか。
音がどこから出ている音か。
近くの音か、遠くの音か
高い音か 低い音か
音と音の間の時間は


以上のことを子どもたちが考えられる範囲で想像する。
決して、押し付けないようにする。


へえ」‥‥の後に続く言葉
うふふ」・・・の後に続く言葉を入れる。
そこに登場人物の気持ちが集約されている。
最後の三行を読んで感想文を書く。

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