教育随想(授業づくり・集団づくり・児童理解)

実践、反省、さらに実践・・・

子供たちを相手にして、悩んだり迷ったりしている先生に読んでいただきたいと思っています。
迷うことが、悩むことが先生の良心であり、最も大切な能力ではないのでしょうか。
 わかったことよりわからないこと、できたことよりできなかったことに 心を向けていく先生は 素敵だと思います。

教育随想 734回  3年国語「 きつつきの商売 」 導入場面

本時目標
  「おとや」というお店をだしたきつつきの気持ちを想像する。
指導にあたって
商売を始めるきつつきの気持ちを想像する。
 〇大切な叙述
  「それはもう」・・・言葉にできないくらい
  「きつつきにぴったり」・・・どうしてぴったりなのか」
  「えりすぐりの木」…選りすぐる  特にいいものだけを選び出す
              「よりすぐる」…選び出す  「えりすぐる」…選び抜く
  「おとや」
  「なんだかわかりにくい」
  「できたての音」「すてきないい音」


指導展開
導入
「いよいよ詳しく読んでいきます。
言葉から想像したことをつたえ合っていく勉強です。
言葉から離れてはいけません。」
とらえる
きつつきがはじめた「おとや」は、どのようなお店ですか。
☛最初の場面を音読しなさい。
  全員で➡独りで


☛おとやがどんな店かわかるところに、黒鉛筆で線を引きなさい。定規の活用


☛発表してもらいます。
・きつつきにぴったりのお店
・えりすぐりの木でかんばんをこしらえたお店
・「おとや」と言う言葉をきざんだお店
・できたての音を売るお店。
・すてきないい音を売るお店。
・四分音符一っこにつき、どれでも
百リルのお店


音読は本を立てることの徹底。
全員で読む時に個々の子どもをチェックする。
学習形態を整える。
★まず、言葉を探すことができることが大切。
次に、選び出した言葉から意味を想像する。
この過程が一年間、読解学習の基本になる。


「・・・・のお店」という形で発表させる。


確かめる
選び出した言葉から
 きつつきがはじめた「おとや」は、どのようなお店かを想像しよう。


みんなが選び出した言葉からわかることを発表します。
★まず、子どもたちの考えを広場に広げる。
★子ども同士での意見の違いについての意見がでるかもしれないので、傍観する。


①「それはもうきつつきにぴったり」とは、どのようにぴったりなのか。
②えりすぐりの木を見つけてきたきつつきの気持ちを想像する。
③できたての音とはどんな音か。
④すてきないい音とはどんな音か。

挙手と指名発言をどちらかに偏ることがないようにして、子どもたちの考えを引き出す。


「それはもう」という言葉を吟味する。
選りすぐるという行動からわかるきつつきのお店に対する想いは


できたて、すてきないい音とは、きつつきしかだせない音であり、きつつきが
いいなあと思った音。
★①から④までは、子どもたちの様子を見ながら省いていく。
無理に推し進めないように


感想を書く
感想を簡単に伝えあう。
 ★そんな感想もあるんだね という気持ちで受け止めさせる。

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