教育随想 707回 あと一週間の楽しみ 冒険、試み
あと一週間で一年の学習が終了する。
おそらく教室は、授業の消化試合だろう。
復習と称して、プリントばかりが机上に配られる。
一年間で、子どもたちを指導して学び方を育ててきたと自負する先生ならば、最後の一週間は最高の時間になる。
教材も終了している。
だから、いろいろな投げ込み教材を入れることができる。
詩の指導の苦手な先生は、いろいろな詩を使って指導する。
自分の苦手分野の克服である。
その反対もあり。
授業の練習の場である。
授業の仕方も今までできなかった方法でやってみる。
一時間、子どもに任せる授業。
班学習の新しい試み。
教材によっては、角度を変えた授業。
さらには、教材内容を広げる発展的授業も楽しい。
先生方は、「こんなことを一度試してみたい」と思う学習内容や方法があるはずだ。
それを実行するチャンスになる。
学級活動として、子どもたちに2時間無条件で提供。
自分たちでしたいことを話しあいで決定し実行する。
どのようなことを計画するだろうか。
先生の一年間の指導の結果が表れるだろう。
最後の一日の時間を子どもたちに任せてみるのも楽しい。
朝の会から終わりの会までのすべてを任せる。