教育随想(授業づくり・集団づくり・児童理解)

実践、反省、さらに実践・・・

子供たちを相手にして、悩んだり迷ったりしている先生に読んでいただきたいと思っています。
迷うことが、悩むことが先生の良心であり、最も大切な能力ではないのでしょうか。
 わかったことよりわからないこと、できたことよりできなかったことに 心を向けていく先生は 素敵だと思います。

教育随想 699回  国語 感想の交流の仕方 「初雪のふる日」を通して

最後に物語を読み終わって、子ども同士の感想を交流する学習がある。
お互いの感想文を読み合うこともある。
発表会形式で感想を交流することもある。


今回は、音読を通して交流を深める方法を提示する。
教育方法には、ベストの方法はない。
その時々に応じて、子どもたちの学びの実態に応じて変化させる。
方法論は、まさに、指導者の自由自在の姿勢に委ねられている。
どんな方法であっても、自分の目の前の子どもたちと共振しなければ意味がない。


指導の展開
場面や登場人物の様子をどう音読すると、感じたことが伝わるか、読み方を工夫して朗読発表をしよう。
 自分の一番表現したいところを一ページ以内の範囲で発表させる。


①朗読発表したいところを見つける。
 ★子どもそれぞれによって、朗読の行数は異なる。
  ただし、最大限を1ページとする。


②見つけた場面を何回も練習する。
  練習の過程で、ペアを聞き手にして練習。(お互いに助言しあう)
③班のなかで一人ずつ発表する。(感想交換)


この場面が最も大切である。
④班のなかから代表を一人選ぶ。➡全員の場で発表する。(各班一人)
 この時に、班員が推薦理由を発表する。➡発表


このようにすると、子どもたちがより朗読に関心をもつようになる。
朗読だけで、自分の思い、感じ方を表現できることを改めて気づくことになる。

×

非ログインユーザーとして返信する