教育随想(授業づくり・集団づくり・児童理解)

実践、反省、さらに実践・・・

子供たちを相手にして、悩んだり迷ったりしている先生に読んでいただきたいと思っています。
迷うことが、悩むことが先生の良心であり、最も大切な能力ではないのでしょうか。
 わかったことよりわからないこと、できたことよりできなかったことに 心を向けていく先生は 素敵だと思います。

教育随想 656回 班における話し合い活動 学年別目標

学年ごとに目標の目安をあげます。
これは、私の実践からの学んだことです。
達成できた時もあれば、できなかった時もあります。
ただ、目標をもつことで、実践の道すじができます。
あくまで参考程度に考えてください。


1年・・・ペアを中心にして
一人でしゃべらないで友だちの話が聞ける。
隣同士で話し合える。
たずね合える。
向き合って相手の眼を見て話せる。
となりの人の意見が言える。


2年
全員が順番に言える。
言いにくい人を助けてあげたり不足を補ってあげたりできる。
中心課題にそって話し合える。
質問ができる。


3年
自分の発表に理由づけができる。
他の人(聞き手)の気もちを尊重しながら話し合える。
他の班の邪魔にならないように話し合いができる。


4年
発言の少ない人を優先できる。
班での話し合いの経過をメモできる。
間違った発言に対して、理由をつけて是正できる。
要点を押さえた発言ができる。


5年
司会の技術を身につけ、会の進行ができる。
中心議題に沿った話し合いを大切にできる。
友だちの意見を広げたり、深めたりできる。
意見を集約して、次の段階の話し合いができる。
話し合ったことを確かめる方法が考えられる。


6年
輪番で司会ができる。
話合いの見通しがもてる。
授業の進行中に、必要に応じて、進んで班学習に切り替えられる。
異なる意見を整理して、それをもとにして発展的な話し合いができる。
時間的な配分を考えて話し合いができる。
他の班と協力して話し合いができる。(ふたつの班の合併)


班の話し合いを指導するとき、一度にあれもこれも入れないようにします。
子どもたちの実態を見て、一つずつ指導します。
12カ月あるのですから、12この目標があってもいいですね。
二週間から一か月単位で実施します。
あくまで私の営みです。

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