教育随想(授業づくり・集団づくり・児童理解)

実践、反省、さらに実践・・・

子供たちを相手にして、悩んだり迷ったりしている先生に読んでいただきたいと思っています。
迷うことが、悩むことが先生の良心であり、最も大切な能力ではないのでしょうか。
 わかったことよりわからないこと、できたことよりできなかったことに 心を向けていく先生は 素敵だと思います。

教育随想 150回 5年 学級経営の実践略案

学級経営案をあげてみます。
私が「話し合い学習」「小集団学習」「問題解決学習」「自主協同学習」を核として、授業や学級づくりを実践していたかの一端を理解していただければと思います。   


5年  学 級 経 営 略 案
                           
① 学級目標 やってみよう ためしてみよう やりとげよう 命を燃やす子
② 学級の実態
男女共に仲は悪くない。一人一人は、個性的である。集団になると、自分たちの力で前に進めることができない。男子の幼さ、女子の消極的態度が集団としての向上に弱さが見られる。
③ 経営方針と目標実現への具体的手だて
経営方針 自主・自律の精神と支持的風土の育成


学 習 指 導    生 徒 指 導
1学期
○ 学習における依頼心の育成
○ ひっかかりと迷いの能力の育成
○ ねらいと見通し力の育成
○ 問題解決としてのコミュニケ-ション能力の育成(話す・聞く)


○自治への目覚めとしての朝の会・終わりの会
 自分たちの生活を運営していく能力の育成
○日直におけるリ-ダ-シップの育成
  朝の会・終わりの会の計画と運営
○当番活動の相互管理意識の育成
 清掃・給食・係活動などの相互点検の実施


2学期
○ 小集団学習の機能の理解と活用
  小集団の機能(合力・助力・分力)を生かした授業実践。
○ 各教科における学び方の実践
  子どもたちを自主学習に導く 学び方指導
○ 学びを鍛えるノ-トの活用
  ノートの働き(考える・まとめる・メモする・覚える)
  言葉や図を駆使して考えるノートづくり
○ 問題解決としての話し合い学習の実践
    各教科における問題解決学習の実施


○ 行事を通して学級生活の向上をはかる
 運動会、音楽会、自然学校等の学校行事と学級集団とを直結させる。
 行事のねらい、反省などを学級の問題としてかかわっていけるようにする。
○お互いのマイナスを認め合った集団の育成
 差をとって和となしていける集団。
 お互いの違いを受け入れて歩み寄れる集団生活の育成。


3学期
○ 学びの自己評価能力の育成
  子どもたちが自分の学びに対して、振り返り評価することができる。
○ 広げて深め合う話し合い学習の育成
   学びの広場からビルを建てる学習


○ 友達の違いを生かした集会活動等の実践
 一人ひとりの願いを実現する学級集会活動
○ 自治活動を基盤とした学級活動の実践
 子どもたちによる学級生活、学習活動の具現化


これらの具体的な内容は、今までにも書いてきました。
さらに、これからも話題にさせていただきます。

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