教育随想(授業づくり・集団づくり・児童理解)

実践、反省、さらに実践・・・

子供たちを相手にして、悩んだり迷ったりしている先生に読んでいただきたいと思っています。
迷うことが、悩むことが先生の良心であり、最も大切な能力ではないのでしょうか。
 わかったことよりわからないこと、できたことよりできなかったことに 心を向けていく先生は 素敵だと思います。

教育随想 674回 三学期後半は 次学年の準備

学年の教材の多くは2月には終了します。
高学年の算数は、早ければ、1月には終了するのではないでしょうか。
一年間、学び方指導をしてきた結果、成果が表れる時です。。
この時期の子どもは、もちろん、担任、教科担任の指導の結果です。
それは、反省の材料でもあります。


教科書が終了した時から子どもたちを次の学年の準備をさせる。
別に、次の学年の教材を与えるわけではない。
そうではなく、学んだことを広げたり深めたりする機会にする。


高学年の算数では、得意な子どもは、自分で市販の問題集に取り組ませる。
それを毎朝、課題学習として提出させる。
算数苦手な子ども。
どの分野が苦手かを振り返らせる。
教科書の単元末にあるまとめの問題に取り組む。
どこが苦手かをテストによって再度確認する。


社会、高学年の場合。
5,6年の子どもには、日本全国地図をフリーハンドで書ける。
6年生は、中学に向けて、世界地図も書けるようにする。
教科書に出てくる人物、事件の暗記。
各県の所在地、産物なども覚える。



6年の場合。
自分たちで栽培した花で卒業式を飾る。
3月に教材が終了したら自由研究に取り組む。
気になっていた実験、理科工作など、もう少し深く勉強したいことに取り組む。
理科室の開放も必要になる。


国語の場合
自分の気に入った詩を暗唱。
漢字の語源研究、四字熟語、慣用句、ことわざを調べて暗唱。
「やまなし」を学習した事後活動として、「音」を中心とした文を作る。
季節を強調するために「音の効果」を考える。
3月における自由学習は、自分のしたことを定期的に発表できるようにします。
週に一回程度でいいと思います。
発表することでお互いを刺激し合います。


学年の教材が終了したあと、プリントだけによる反復学習だけに終わらないようにします。
子どもたちに、次の学び、学習の広がりを指導します。

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