教育随想(授業づくり・集団づくり・児童理解)

実践、反省、さらに実践・・・

子供たちを相手にして、悩んだり迷ったりしている先生に読んでいただきたいと思っています。
迷うことが、悩むことが先生の良心であり、最も大切な能力ではないのでしょうか。
 わかったことよりわからないこと、できたことよりできなかったことに 心を向けていく先生は 素敵だと思います。

教育随想 548回 夏休み作品の掲示は 夏休みが始まるまでに

夏休みが明けると子どもたちは漢字や計算以外の宿題を提出します。
子どもたちにとって、全員共通の宿題については、だれもが提出するので、
安心なのですが、個人が自由に選択した学習や作品については、少し
不安になるとのことでした。


私は、全員共通な宿題よりも個人が選択した課題に力を入れてきました。
それは、何よりも子ともたちの主体的な学びの結果だからです。


絵画、習字、自由研究など、前もって掲示する場所を決めておきます。
さらに、その下に作品の名前を書いておきます。
枠組みを決めておくのです。
もちろん、できなかったということもあるので、それは認めます。
子どもたちにとって、前もって掲示場所が用意されていると安心です。
夏休み明けに自分の作品を直接、掲示板にはります。
こうすることで、子どもたちは、自分の作品が大切にされていると感じます。


子どもたちの自由課題の作品を前もって、先生は確認します。
それに応じて、どのくらいのペースがいるかを相談します。
子どもと内容について話し合うことができます。
対話を通じて、その子の課題に関心を寄せることができます。


自由研究や作品を指導するポイントは、子どもに「寄り添う」ことです。


こうして、終業式の時には、二学期最初の掲示がレイアウトされています。

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