教育随想(授業づくり・集団づくり・児童理解)

実践、反省、さらに実践・・・

子供たちを相手にして、悩んだり迷ったりしている先生に読んでいただきたいと思っています。
迷うことが、悩むことが先生の良心であり、最も大切な能力ではないのでしょうか。
 わかったことよりわからないこと、できたことよりできなかったことに 心を向けていく先生は 素敵だと思います。

教育随想 1059回 先生の反省する姿が子供を育てる

現場の先生から耳にすることです。
「自己顕示力が強すぎる先生」
研究会にしても行事にしても常に、自分の意見を通そうとする先生。
きっと自信をもって仕事をしておられるのでしょう。
時には、自分に自信がなくて、それを隠すために自己顕示をされている人もいます。


その習癖は、職員と協調するときに問題になります。
先生の批判ばかりしていることが多いです。
批判することで、自分の価値を高めようとされる方もいます
自分と同じ考えをもつ同僚をよしとします。
反対に、自分と違うと批判的な言動が多くなります。


そのことは、自分に協調しないものは排斥する場合があります。
職員間のいじめに発展することもあります。


闘争心 優柔不断 利己主義 激情型  怠惰 不摂生 日和見 
傲慢  無礼 陰鬱・・・
私も含めてだれもが持っているものです。
ただ、それが強くなりすぎると問題がでてきますね。


先生として好ましい態度のなかで
同僚の先生と協調する姿勢です。
すべてを協調するのではありませんが、子供に対して指導していく時には、お互いの協力が必要です。


好ましい習性として
積極性、勤勉、真面目、遵守、明朗、活発・・・
子供たちが先生に求められるものです。
すべてとはいかないですが、教育に携わるものとして少しは努力する必要があるのではないでしょうか。


ただ、実際には
活発になったり怠惰になったり
明朗になったり暗くなったり
真面目であったり不真面目であったり
積極的であったり消極的であったり
それが人間味ある先生だと思います。
それを肯定するわけではありません。
人間味とは、自分の欠点に気づい、修正してく姿に人間味を、子供たちが感じ取っていくのです。


そのことを教えてくれるのは、目の前の子供たちです。
子供は先生の姿を映し出す鏡です。
先生の反省する姿こそ子供に伝わります。

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