梅まつりが各地で行われています。 私は、有名な梅まつりに足を運びました。 そこには、予想外に多くの人々で賑わっていました。 人々は、梅の香りが漂うなかで、梅の開花を楽しんでおられました。 私は、梅と同じくらい、鑑賞している人たちに関心を寄せていました。 私は、どこへ行っても人間観察を怠りません。 ... 続きをみる
2021年2月のブログ記事
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子どもの「ものの考え方」「生き方」「意欲」と切り離して、授業を考えることはできません。 一人ひとりの子どもは生まれた時から家庭という環境で躾られてきました。 親の考え方を大きく反映しています。 子どもたち同士の会話を聞いていると、親からいつも言われている言葉を友達に話し手います。 「ぐずぐずしない... 続きをみる
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先生の行動は、すべての子どもたちが見ています。 ここにあげることは、先生方の反省の参考として聞いてください。 学校には、土足からスリッパに履き替える部屋があります。 音楽室、保健室、コンピュータルームなどいろいろあります。 先生は、子どもたちに「靴はそろえなさい」と子どもたちに指示します。 子ども... 続きをみる
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新学年で、新しく出会った子どもたちと先生が遊んでいる姿を見かけます。 先生は、子どもたちと早く打ち解け合えるようにと、子どもたちの遊びの輪の中に飛び込んでいきます。 子どもたちと友だちのようにつき合おうとしている先生。 子どもたちと上から目線で子どもと遊んでいる先生。 子どもと遊びなから子どもたち... 続きをみる
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私の近くに中学校がと小学校があります。 私が散策する時に、時々、通る緑道があります。 そこで、まれに、中学校の陸上部の生徒が短距離走のタイムを計っています。 20人程度の生徒がペアになって全力疾走しています。 時々、お年寄りや幼い子供たちも通ります。 たいていの場合、生徒はよけるようにして走ってい... 続きをみる
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授業において、まず、求められるのは、子どもたちの自由な考え、思いの発表です。 それを妨げているのは、指導者の発言制限です。 課題遂行役立つ発言は優遇され、達成に関係のない、あるいは、阻害する恐れのある発言はあまり取り上げられません。 こう話すと、そんなことはない、子どもたちに自由に発言させていると... 続きをみる
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4月に担任を引き受けて、残り一ヶ月ほどになった時、先生方は、どのような気持ちになられるのでしょうか。 私は、この時期、いつも複雑な気持ちになりました。 4月に目標をもって計画実践してきたことができたのかどうか。 できたかもしれないと思うものはあっても、明確にできたというものはなかつたように思います... 続きをみる
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教育随想 464回 教科学習実行委員会 今の学び集団を生かそう
三学期も折り返し地点です。 あと、一か月あまりで終了です。 各教科学習も2月から遅くても3月上旬に終了されるでしょう。 教科書が終了したら何を学習されますか。 優勝が決まったプロ野球の消化試合になりませんか。 一年間のうちで、この時期に先生が育てられた結果、成果がでます。 子どもたちと先生は、4月... 続きをみる
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教育随想 463回 学級づくり 開拓期間 折り返し地点 充実期間
学級づくりについてお話します。 今までも書いてきましたように、子ども個人をどのように育てるかということと、子どもをとりまく集団、仲間づくり、学級づくりをどうするかの両面から考える必要があります。 学級づくりは仲間づくりです。 簡単ですが、一年間を大雑把に見通します。 学期についての考え方 1学期は... 続きをみる
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学級生活をしていると、集団とてしてのきまりがつくられます。 そして、それらのきまりでもって、先生も子どもたちもお互いに規制しあいます。 子どもたちは言います。 「給食のとき、立ち歩いてはだめだよ、きまりだから」と友達に訴えます。 先生も「きまりだから守りなさい」と、決まりを遵守することを強いること... 続きをみる
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教育随想461回 「水害・土砂災害とわたしたち」4年 写真をもとにして学ぶ
指導目標は以下の通りです。 〇教科書P.47,48を読んで、さまざまな自然災害の様子を理解する。 〇自然災害がおこると、それに対処する人々、復旧のために協力する人々が いることを知り、これからの課題づくりをする。 ここから、今回の指導の重点を考えます。 ◎写真資料から情報を集める能力を育てる第一... 続きをみる
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前回に続いて、上田薫先生の文章を引用してお話します。 「教師は子どもに考えるゆとりを与えなければならない。教師の用意した単純な正解に強引に引きずっていく暴力はやめなければならない。一時間ごとにいくつかの結論を割り付けて、理解したことに帳尻を合わせる愚をもはや繰り返すことはできぬ。」 先生が用意した... 続きをみる
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今は、教育を深く、鋭く示唆される先生が少なくなってきました。 私の若い時代には、本当に素晴らしい先生がご自分の理論や実践を展開されていました。 私は、全国を飛び回り、優れた先生がおられると、その先生の研究会に足を運びました。 私は幸せでした。 素晴らしい理論と実践に出あえた喜びを感じていました。 ... 続きをみる
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教室で学習や生活のなかでシールを使われることは多いと思います。 私は、基本的には、シールを使うことが少なかったです。 あまり必要としなかったからです。 シールは対処療法に使用する薬のようなものです。 効果がある反面、副作用もあります。 しかも、長期間ではなく短期間だけ使うようにします。 シールは子... 続きをみる
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教育随想 457回 指導性の低下は 「自分にでもやれる」という有能感を生む
前回、先生の指導性の低下についてお話しました。 先生が指導することを限りなく控えていくことです。 指示言葉を極力減らすことです。 指示したら黙って見守ることです。 今の子どもたちなら、ここまでは自主的に学習を進めるだろうと信頼することです。 信頼したところまで進めることができなかったら、先生が前に... 続きをみる
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教育随想 456回 自主的な学習活動とは、先生の指導性の縮小
子どもたちの自主的な学習活動を妨げているものに先生の指導性があります。 4月ごろの授業を思い出してみてください。 先生の指導として 今から算数の勉強をします。 教科書をだしましたか。 ノートも出しなさい。 筆箱から筆記用具をだしなさい。 椅子をひいてきちんとすわりなさい。 教科書の8ページをあけな... 続きをみる
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授業は、教材、指導者、子どもの絡み合いによって構成されています。 しかし、実際の授業を見るかぎりでは、指導者と教材は接近しています。 そして、子どもとは対極にあります。 そうです、二極化、指導者・教材 対 子ども の授業になっています。 教材と指導者が合流しているので、授業は極めてスムーズに運営さ... 続きをみる
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学習問題をたしかめる過程 常に、子どもサイドに立つことです。 子どもの発言を十分に取り上げます。 当たり前のことなのですが、意外に難しいのです。 先生は、自分の期待している子どもの発言があると、後の発言は打ち切ることがあります。 「そのとおりだね」「よくわかったね」「先生も同じだよ」と言って、他の... 続きをみる