教育随想 1325回 教育効果のバロメータ
子どものいない教室こそ、先生の指導効果が表れます。
子どもたちがいない時間は3つあります。
一つ目は、子どもたちが休憩時間に外に出て遊んでいる時。
椅子が机の中に入っているか
机の向きがいがんでいないか。
次時の学習の用意ができているか。
これらを観察します。
次の時間への授業への関心の高さ、低さが表れています。
先生は、椅子と机を整頓してから教室をでます。
特に、子どもたち一人ひとりの机の上を見ます。
次の時間への準備の程度をチェックします。
ノートと教科書を揃えている子。
次の勉強のページを開いている子。
ノートと教科書はおいているが乱雑な子。
なんの準備もしていない子。
二つ目は、音楽や図工など特別教室にでかけたあとの教室も観察します。
そこに、子どもたちの小さな事実が顔を出しています。
事実については、上記と同じです。
三つ目です。
これを最も大事にしてきました。
下校したあとの教室です。
そこには、子どもの成長の実態と変化が表れています。
試しに、放課後、各教室を巡回してみてください。
そこから学ぶことは多く、子どもたちの姿が見えてきます。
子どものいない教室に子どもの姿あり
さて、私の教室、4月はひっくり返っています。
後ろの棚もひっくり返っています。
机の中には忘れ物をしています。
前学年でしつけられているので大丈夫だと思わないでください。
前学年の指導は、一か月で崩れることが多いです。
放課後の状態、混沌としている教室、翌朝、子どもたちが登校して教室に足を踏み入れた時のことを想像してみてください。
さわやかな気持ちで朝を迎えさせたいものです。
今日もやるぞという気持ちを持たせたいです。
そうなると、自然に先生が教室を片付けます。
机やいすをきちんと縦横にそろえるだけでもちがってきます。
後ろの棚も整理します。机の中も点検します。
これを継続します。ー
放課後の様子は、子どもたちの成長のバロメータ。
体温計のようなものです。
体温計に無理に息を吹きかけて上昇させても意味がないですね。
体温計は、病気の有無を知るためのバロメータです。
体調管理を整えたら自然に体温は正常になります。
放課後の様子は体温計のようなものです。
子どもが授業で学習意欲が膨らみ、集団生活が楽しくなると、自然に自分を振り返ることができるようになります。
放課後の様子が変化してくるのが楽しみになります。